サブスクリプションサービス

非GPS環境下におけるドローンを活用したトンネル検査を開始

    東京地下鉄株式会社(東京メトロ)様

    弊社は2018年より東京地下鉄株式会社(東京メトロ)様の実証実験に参画し、点検用ドローンの開発や社員様への操縦訓練を行う等、社会実装に向けて取組んで参りました。
    2020年2月より通常全般検査(トンネル検査)でドローンの導入が開始され、2022年度のトンネル検査から東京メトロ全9路線でドローンを活用した検査が実施されました。

    弊社は、ドローンの機体開発、運用のサポート、機体保守メンテナンス、操縦研修プログラム等のドローンを点検業務へ導入するために必要なサービスをセットにした「サブスクリプション型サービス」をご提供しております。

     

    東京地下鉄株式会社 工務部 土木課 工藤 啓士朗様にお話を伺いました。

    ドローンの業務利用状況について教えてください。

    2年に1度実施しているトンネル通常全般検査にて、高所での点検にドローンを活用しています。

    導入されてからどの位経ちましたか?

    2018年度から検討を開始し、現場での試験運用を重ね、2022年度より全線へ展開しました。

    トンネル検査にドローンを導入することにした理由は何ですか?

    トンネル検査は徒歩にて検査を実施しています。高所部では、基本的に、遠方目視で検査を行いますが、近接目視での確認が必要と判断した場合には、別日に足場を組んで点検を実施していました。確認が別日となることや、実際には異常がないことも多く、効率が悪いと感じていたため、ドローンを利用して、すぐに近接目視と同等の確認ができないかと思い導入を検討しました。

    実際に導入されるまでの検証プロセスや期間について教えてください。

    非GPS環境下で安全に飛行を行うため、機体だけではなく、トンネル内の施設や作業員の安全を考慮した検証を実施し、現場検証に約2年ほどの期間をかけ導入に至りました。

    ドローン導入後の、具体的な検査業務の改善効果を教えてください。

    導入後は、映像で近接目視と同等の確認ができることから、検査精度の向上と業務の効率化が図れたと思います。特に、高所部においては、別日での確認が不要となったことで業務の効率化が図れたと感じています。

    ドローンを使った設備点検の有用性はどう感じましたか?

    まだまだ、都心部での運用には法規制等の課題があると感じているが、今後、屋外や施設の狭隘部等で運用できないか検討を進めていきたいと思います。

    外部リンク

    > 東京メトロがドローンで地下トンネル検査

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